豊中みんなの音楽教室
「豊中みんなの音楽教室」は、エル・システマジャパン5か所目の拠点であり、豊中市と公益財団法人・日本センチュリー交響楽団との共催事業として、「誰もが無料で参加でき、仲間とともに楽しく学べる弦楽器教室」をコンセプトに2022年にスタートしました。
豊中市は、人口減少が進む豊中市南部庄内地区の活性化を目指し、小・中学校の統廃合を進めています。その一つとして設立された庄内さくら学園(2023年4月設立)での放課後支援事業「まちごと暮らスクール」の音楽部門として「豊中みんなの音楽教室」弦楽器教室が行われることになり、2022年10月には、学校統合に先駆けて、庄内さくら学園校区内の庄内・野田小学校と島田小学校にて、弦楽器教室が始まりました。
2023年2月には、豊中市が主催する「世界のしょうない音楽祭」に参加し、18人のメンバーが初めてのステージに臨みました。
前年の10月にバイオリンを初めて手にして、わずか4か月ながら、「きらきら星」や「天国と地獄」よりカンカン、オペラ「リゴレット」より女心の歌の3曲を堂々と演奏したほか、日頃、ご指導いただいている日本センチュリー交響楽団の皆様ともバレエ「くるみ割り人形」よりトレパックで共演を行いました。
また、東日本大震災後から続いていた岩手県大槌町との絆、そして全国の皆さんのクラウドファンディング協力から実現した「大槌子どもオーケストラ」との「カエルの歌」とベートーヴェンの「喜びの歌」の共演は、双方の自治体の皆さんにも見守られながら大成功を収めました。
また、子どもたちはその後の交流会で、同じエル・システマの仲間同士の絆も育み始めたようです。
これからも地域に根差しながら、子どもたちの音楽活動を進めていきます。
活動状況
・日々の活動
豊中市立庄内さくら学園
(2022年度は統合前の庄内・野田小学校と島田小学校)
「まちごと暮らスクール」内「弦楽器教室」月2回
・対象者
豊中市立庄内さくら学園在学生
(2022年度は統合前の庄内・野田小学校と島田小学校在学生)
・練習場所
豊中市立庄内さくら学園内
(2022年度は統合前の庄内・野田小学校内と島田小学校内)
・2022年度参加者数 23人
(小学生23人)
指導者
馬場京子
大中和代
カロリーナ・ウチヤ
「豊中みんなの音楽教室」のあゆみ
2022年 5月 連携協定締結
10月 庄内・野田小学校と島田小学校の「まちごと暮らスクール」で弦楽器教室スタート
2023年 2月 「世界のしょうない音楽祭」で「豊中みんなの音楽教室」メンバーが初ステージを披露
「大槌子どもオーケストラ」「日本センチュリー交響楽団」とも共演