3月29日に開催される音楽祭がだんだんと近づいてきました。コロナ禍ということで私たちは同じ舞台に立つことが難しくなってしまいましたが、今年の音楽祭に映像で参加する国と地域をご紹介いたします。今回ご紹介するのはニュージーランドのSistema Aotearoaです。
「アオテアロア」とは、「白く長い雲のたなびく国」を意味するマオリ族の言葉で、ニュージーランドのことを指します。
ニュージーランド文化遺産省とオークランド・フィルハーモニー・オーケストラによるパイロットプログラム2011年に発足。3000人以上もの子どもたちが様々なプログラムに参加してきました。2016年まで政府の支援にてプロジェクトが続いてきましたが、以降は独立した慈善信託機関を設立し、各方面からの資金調達を元に活動を続けています。
オークランド・フィルハーモニー・オーケストラとも引き続き協力関係にあり、指導面などにおいてプロのアーティストからの応援に支えられています。
2018年には1000人以上のマオリ系民族の子供たちが参加し、音楽セッション、コンサートでの演奏、放課後の楽器レッスンを受けています。
この1年はコロナウイルス感染拡大の影響を受けましたが、昨年11月25日には対面でのコンサート『Hui Taurima 2020』などを無事に開催することができました。今年に入り2月14日からも最大都市オークランドでのロックダウン発令による放課後の音楽レッスン一時停止となっていますが、「安全に、親切に、乗り切ろう」と子どもたちに呼びかけています。
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