12月25日、東京子どもアンサンブルのクリスマスコンサート「ノエルの子どもたちvol.2~金子三勇士さんを迎えて~」(指揮:エル・システマジャパン音楽監督(合唱)古橋富士雄先生)を開催いたしました。
第一部は「クリスマスグリーティング」と題して、「おめでとうクリスマス」や「ステキな冬景色」など、おなじみのクリスマスの曲を子どもたちのMCとともにお送りしました。みな堂々と会場の皆さんに語りかけることができていて、歌の披露とともに、大きな自信になったようです。ソロでの歌唱もあり、緊張している子どももいましたが、それぞれによい経験を積むことができました。「ひいらぎの精」、「ホワイトクリスマス」では、日頃ご指導くださっている吉川真澄先生にも素晴らしい歌声を披露していただきました。
第二部は「金子三勇士のクリスマス」と題して、ピアニスト金子三勇士さんにご登場いただきました。2015年に相馬子どもコーラスとも共演下さった金子さん。その時の思い出や、ご自身も合唱をなさっていたことからハンガリーの教会でクリスマスに歌った思い出など、お話も交えてコンサートを進めていただきました。
ソロでは、「仔犬のワルツ」や「G線上のアリア」などなじみのある曲、そして、ルーツのあるハンガリーにちなみ、リスト編曲(シューマン作曲)の「献呈」やリスト作曲「ラ・カンパネラ」を演奏いただきました。時にダイナミックに、時に繊細に響く金子さんの美しいピアノの演奏に魅了されたひと時でした。
そして、第三部は、子どもたちと金子さんの共演ステージ「新しい星光った」(林光:構成・編曲)をお届けしました。林光氏の編曲により「もみの木」や「もろ人こぞりて」など誰もが知るクリスマスソングが新鮮に感じられる曲集は、子どもたちにとってチャレンジでもありましたが、練習を重ねて段々と自分たちのものにしてきました。当日は金子三勇士さん、そして日頃からお世話になっている野間春美先生が、2台のピアノで子どもたちに寄り添い、時にリードしてくださり、子どもたちはこれまでの成果を発揮することができたのでした。
(野間先生が演奏されたピアノは協賛いただいているローランド様の電子ピアノで、チェンバロの音色でお聞きいただきました。)
会場からは、あたたかいたくさんの拍手をいただき、指揮を務めてくださった古橋富士雄先生のスピーチもはさみ、アンコールとして「クリスマス」そして「聖夜」をお送りしました。
このコンサートの開催に際しましては、共催くださいましたHakuju Hall様、協賛いただきました株式会社JERA様、ローランド株式会社様、協力いただきました公益財団法人東京都歴史文化財団東京芸術劇場様、真如苑様、RYOZAN PARK様、そして、クラウドファンディングでご支援くださいました大勢の皆様に心から感謝したします。
終演後の子どもたちは元気いっぱいに口々に「楽しかった!」と言いながら、それぞれに晴れ晴れとした笑顔を浮かべていました。大きな舞台がまた彼らを成長させてくれたことでしょう。ご来場いただきました皆様に心から感謝をしますとともに、これからも子どもたちの成長を見守っていただけましたら幸いです。
クラウドファンディングにつきましては明後日28日(土)午後11時まで開催しております。皆様の温かいご支援を最後までどうぞよろしくお願いいたします。
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