東京子どもアンサンブルのコンサートに向けてのクラウドファンディング「見える子も見えない子も一緒に歌える喜びを。インクルーシブな社会を。」https://readyfor.jp/projects/148130 を応援いただき、ありがとうございます。
ついに終了まで6日、支援者の方は66人、支援総額は1,179,000円 (12月22日20時現在)、これで目標金額2,000,000円に対して58%の達成です。皆さんのご支援に感謝します。ありがとうございます。
さて、今日は、長きにわたって東京子どもアンサンブルの子どもたちの指導・指揮を務めてくださっている、エル・システマジャパン音楽監督(合唱)の古橋富士雄先生からのメッセージをご紹介します。
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『歌いたい子どもたちと…!』
“人は音楽なしに生きることもできる。砂漠にも道はあるように…。
しかし私達は一生砂漠を歩くのではなく、美しい花に囲まれた道を歩くことを望んでいる“
これは、1882年ベートーヴェンと同じ12月16日生まれのハンガリーの作曲家・教育者のゾルタン・コダーイの言葉です。
『「見えない」ことは欠落ではなく脳の内部に新しい扉が開かれること。目に依存しすぎている私たちは、ついつい目で捉えた世界が全てだと思い込んでしまいます。本当は耳で捉えた世界や手で捉えた世界もあっていいはずです。』と伊藤亜沙さんは著書“目の見えない人は世界をどう見ているか”の中で語っておられます。
私たちは「できる」を信じて羽ばたいていく子ども達を育てたい。歌いたいと思う子どもたちが、安心して歌える場所を作りたい。それが私たちの願いです。
そんな私たちを支えてくれるのが美しい《音楽》なのです。エル・システマの創立者アブレウ博士はたった11人のスラム街の子どもたちに楽器を渡してこう言いました。「奏でて、歌って、挑(いど)みなさい。この楽器で世界を変えなさい」…と。「東京子どもアンサンブル」の子ども達は「声」という楽器によって奏でます。
エル・システマ発祥の地ベネズエラの政策から見ると日本の援助はまだまだ足りません。子ども達が共に学ぶ権利はまだ保障されていないのです。そして、各地で起こる貧困や差別は、子どもたちの世界にも容赦なく影響を与えます。この子どもたちを支えてくださるのが、温かい手を差し伸べてくださる沢山の方々なのです。
皆様も私たちと一緒に歩んでいただけないでしょうか。クラウドファンディングは私たちの〈夢〉への挑戦なのです。
エル・システマという土壌に撒かれた「種」は、心ある人々から与えられる「水」や「光」に育まれ、「東京子どもアンサンブル」という「風」にのって美しい歌声を世界に響かせます。その歌声は聴いてくださる皆さんの〈心〉に届き、再び子どもたちの〈心〉に戻ってきます。そして成長するのです。
〜心より出(い)ず、再び心に赴(おもむ)かんことを ベートーヴェン
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12月25日に東京子どもアンサンブルの子どもたちのクリスマスコンサート「東京子どもアンサンブルノエルの子どもたち Vol.2 金子三勇士さんを迎えて」を開催します。コンサートのためにクラウドファンディング実施中です。(12月28日23時まで)あと6日となりました!ぜひ皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
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