2021年から、社会福祉法人トット基金の育成×手話×芸術プロジェクト「オンガク部門」にて、ろう者のオンガクについて、ろう当事者が議論を重ね、それらの感覚や表出方法を探りながら分析や記述を行う活動に、スタッフが参加してきました。
その活動で得られた知見を、短い文章や動画でまとめた「チップシート」という媒体が、育成×手話×芸術プロジェクトのホームページで8月から無償で公開されています。
A4サイズで配布可能なリーフレット形式で、特にろう者が、「ろう者のオンガク」とは何かを考え、実践する際に参考としてお使いいただけるものとなっています。
【ダウンロードページ】
「音楽とは何か」といった哲学的な問いを考える題材に。
また、ろう者のオンガクとはどんなものと考えられているのか、
手話歌との違いはどこにあるのか、ということなどを導入的に知ることができます。
エル・システマジャパンでは、ろう当事者にとっての“音楽”を探ろうとする取り組みに心を寄せ、ろう者のオンガクに触れたり、探究したりする場づくりを進めています。
今年度は、これまでの積み重ねをもとに、「ろう者のオンガク」をより広く普及させていく活動を進めていく予定です。
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