毎年3月の音楽祭で、高校3年生が最後のステージを迎える相馬子どもオーケストラ。今年3月の卒業生たちもその多くが卒業後も楽器を続け、一部のメンバーは定期的にオーケストラの指導に関わってくれています。
チェロの吉田さんは、初めての「現地フェロー(指導補佐)」として月に数回練習に参加してくれています。
基礎練習では一人ひとりに目を配りアドバイスをしつつ、合奏練習では後ろから強力にサポートしてくれる頼もしい先輩。人数が多いチェロのメンバーも、より安心してレッスンに臨めるようになりました。
この夏休み中には、県外に進学したバイオリンの菅野さんも、数回レッスンの手伝いに来てくれました。周りを明るくする変わらない笑顔で、楽しくメンバーを指導してくれました。
そして、団を卒業してから4年目のいまも、イベントや音楽祭には必ず参加してくれるコントラバスの武澤くん。先日も、今月末に迫った弦楽器教室発表会に向けての練習にて、素晴らしい演奏でリードしてくれました。
みんなに指導の感想を聞いてみると、「技術面を教えるのはもちろん、音楽の楽しさ、その楽しみ方なども伝えたいと思うが、むずかしいですね!」とのこと。まさに子どもオーケストラで育った先輩たちとともに解決していきたい課題です。
たくさんの人に支えられている子どもオーケストラの活動。特に卒業生たちの頼もしいサポートには感謝が尽きません。
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