7月15日の「エル・システマ子ども合唱祭 in 東京」に出演した舞鶴子どもコーラスの中野先生よりレポートが届きました。
西舞鶴駅で帽子とTシャツを点検して出発。新幹線は先頭の16号車。あいにくの梅雨空で富士山は見ることができませんでした。
東京でのスケジュールは、品川駅に着いてすぐのお土産買いから始まりました。
エルシステマの田添さんのアテンドで山手線に乗り換え、新宿駅では構内をぐるぐる回って小田急線の電車に。参宮橋から暑い中歩いて着いた国立オリンピック青少年総合センター。
休むまもなく3つの合唱団の交流会が始まりました。
東京子どもアンサンブルの目の見えない友達や相馬の子どもたちと一緒に自己紹介やゲームを通してすっかり垣根がとれました。
合同練習では、練習不足を痛感しましたが、高校生メンバーのリーダーシップで控え室で楽譜をなぞりながら修正。
舞鶴だけのリハーサルも終えて宿泊棟へ。
2日目は、早朝から中庭に集まって自主練習をしたり、昼食中も隣近所てハモリが始まったり、本当に歌が好きな子どもたちでした。東京や福島のメンバーと互いの控室での自然発生的な交流も生まれました。
東京の大きな舞台での演奏は、舞鶴の子どもたちには大きな自信になりました。
やり終わったあとの涙。間違ったと悔やむ仲間の肩を抱きしめ、大丈夫!と互いの頑張りを認め合う子どもたちでした。
頑張ってきたものだけが見ることができた景色、みんな胸が一杯になっていました。
こうした感動の場をみんなで共有できた経験は、子どもたちの大きな宝物です。
帰りの新幹線に間に合わせる為、最後の合同の演奏が終わり、感動の余韻を味わう間もなくさっと通用門から退出しました。
そんなふうに品川駅と新宿駅の乗り換えも無事にクリアしてきたにもかかわらず、なんと大雨で乗る予定の京都からの特急は運行取り止め。
京都駅で電車を待つ束の間の大階段見学?雨もまんざらじゃないって誰かが言ってました。
予定より2時間遅れても来ない電車を待つ間も、ホームの端でお弁当を食べたり、トランプをしたりして楽しんでいました。
ようやく乗れた電車の中ではすぐに爆睡でした。
何とか日付けが変わる前に舞鶴着いたのでした。
文化活動は、食べることや学ぶことと同じように、心を豊かにするために保障していきたい子どもの権利のひとつです。
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