新日本学園でのバイオリン教室は、17日(日)が今年度最後の教室でした。
昨年4月の教室再開から一年が経とうとしています。
この日は、まずはみんなで音階に取り組みました。ト長調の音階を速く弾けるようになり、上級生は2オクターブの音階にも挑戦しました。
次に、メロディーと伴奏の2チームに分かれてメヌエットの練習をしました。メロディーチームは、複雑なボーイングも少しずつできるようになり、メヌエットの舞曲のニュアンスをボーイングで表現できるようになりました。
小学生の伴奏チームは、音の長さを理解して弾けるようになりました。伴奏パートはメロディーと違い、音を覚えるのが難しいですが、最後まで弾けるようになった生徒さんもいました。
その後の合奏では、特に伴奏パートを練習していた子どもたちはとても楽しそうに演奏していました。一年間の合奏を通して、みんな、周りの音を聴きながら合わせて演奏できるようになりました。
1年の締めくくりとして、レッスンの後は修了セレモニーを行いました。修了セレモニーでは、一年間頑張った皆さんに賞状の授与を行いました。
賞状を手にした子どもたちは、みんなから拍手され、一年間の頑張りを讃えられて、とても嬉しそうで誇らしげな表情をしていました。
感想コーナーで子どもたちは、
「バイオリンは思ったより難しいかったけど、できてよかった。」
「初めは緊張していたけど、今は緊張せずにバイオリンが弾けるようになった。」
「バイオリンと出会って、とてもバイオリンにハマっています。今はまだ技術的にも音楽的にもまだまだだけど、もっと練習して上手くなりたい。」などと話してくれました。
新日本学園の先生方は、
「バイオリンずっとやってみたいと思っていたので、できて嬉しかった」
「昔、ピアノを習った時は半年でやめてしまって、これまで音楽をあまりやったことがなかったので、この一年バイオリンに取り組んだのは特別な経験になった。」
「みんなよく頑張っていました。特に上級生たちの頑張る姿は、下級生のお手本となって、みんなで頑張ることができました。」
と話して下さいました。
最後は、指導者から「情熱大陸」の演奏をプレゼントし、今年度のバイオリン教室は終了しました。
いつも支えてくださっている、新日本学園の皆さま、指導ボランティアの皆さま、弦楽りぼんの田中さま、そしてご支援をしてくださっている皆さま、本当にありがとうございました。皆さまのおかげで無事に一年間終えることができました。修了セレモニーでの子どもたちの表情から、バイオリンに触れ、みんなで音を合わせた一年間はとても良い経験になったのではないかと感じでいます。
4月から新日本学園でのバイオリン教室も新年度が始まります。今後ともご支援、応援のほどよろしくお願い申し上げます。!!
(弦楽りぼん・児童養護施設プロジェクト 指導者 稲寄智秋)
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