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3月11日 大槌子どもオーケストラメンバーも献奏に参加

3月11日大槌町では、東日本大震災の追悼式、メモリアルコンサートが行われました。

大槌子どもオーケストラのメンバーから、澤舘優里佳さんも献奏に参加させていただきました。


大槌のプログラム担当の臺隆明さんからの写真とリポートで、ぜひご覧ください。












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大槌町東日本大震災津波追悼式

13年という時の流れ・・・

長いようで短いようで。


今年は大槌町からご依頼をいただいて追悼式での「献奏」を担当させていただきました。

最初にお話をいただいたときに迷わず思い浮かべたのがNHK交響楽団トロンボーン奏者の吉川武典氏でした。

吉川さんは槌音プロジェクトが発足した当時から私たちに心をお寄せになり、この13年間継続して応援いただいてきました。思い切って「追悼式に来ていただけませんか?」と連絡しましたところ迷う様子なく即答「行きます!」とご快諾いただき今回の運びとなりましたが、実は前日は福井でのN響コンサートで、そこから大槌まで・・・

この行動力と大槌への強い思いこそ、繫がりの深さだと感じたところでした。

吉川さんは「A Song for Japan 作曲/スティーブン・フェルヘルスト」献奏。

また、臺 隆裕と北湯口佳澄もTSUCHINOMIオリジナル曲「One`s Native Soil 作曲/臺 隆裕」を 献奏させていただきましたが、なんと、ここに吉川さんがトロンボーンで参加いただくというとても意味深い追悼の音がおしゃっちに響きました。


さて、追悼式のあとは、私が生まれ育った安渡へ!!

震災後、わが母校安渡小学校跡地につくられた「安渡公民館」での「311槌音メモリアルコンサート」

安渡公民館では、ご出演いただく皆様がグランドにある津波記念碑の前で14:46分の地震発生時刻のサイレン吹鳴に合わせて「黙祷」を捧げていただき、大槌学園7年生の澤舘優里佳ちゃんがヴァイオリンソロで「白鳥」の演奏を捧げました。


そして追悼式から合流し16:30開演のコンサートに先立ち、東日本大震災で犠牲になった方々、そして能登半島地震津波で犠牲になられた方々に対し会場にいる皆様で「黙祷」を捧げてから開演いたしました。

安渡公民館には町内外から沢山のご来場をいただきそれぞれの思いでお聴きいただきました。今年は出演者総勢22名、メディアの皆様も各社取材いただきましたが、とても温かい雰囲気で笑いあり涙ありのコンサートになりました。


《鎮魂の祈りと未来への希望》

大槌に寄り添う音楽家の皆様、大槌出身のミュージシャンと仲間たち、そして槌音が2014年にエル・システマジャパンのパートナー団体として活動を始めた弦楽器教室で4歳のときにヴァイオリンに初めて触れてからヴァイオリニストを夢見ていた子が「夢」から「目標」へと変化し具体的に歩み始めた大槌学園7年生の澤舘優里佳ちゃん、そんな出演者の皆様ですが、まさにタイトル通り「鎮魂の祈りと未来への希望」であり槌音の思いが詰め込まれたコンサートであったと感じています。


大槌に心を寄せご出演いただきました皆様、町内外からご来場いただきました皆様、そして、共催いただきました安渡公民館スタッフ、安渡町内会の皆様、槌音ボランティアスタッフの皆様、取材いただきましたメディア各社様に心から感謝申し上げます。


ご出演

◆《音楽劇》作/宮沢賢治 「雪渡」

朗読/兎本有紀・西村清孝・彩木りさ子・歌/亜季緒 コーラス/コーロ・まざーぐうす

◆ヴァイオリン演奏 澤舘 優里佳 (大槌学園7年生)演奏曲/ノクターン

◆NHK交響楽団トロンボーン奏者 吉川 武典 演奏曲/ A Song for Japan(作曲/スティーブン・フェルヘルスト)

◆TSUCHINOMI 全曲オリジナル 作曲/臺 隆裕 Tp/臺 隆裕・Tb/藤井星亜・Sax&Cl/北湯口佳澄・E.Ba/中山拓哉・Pf/砂川玲誉・Dr/阿部将太


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