今年度、エル・システマジャパンと東京芸術劇場の共催で実施している「ろう者のオンガクを頭と身体で考えるサロン」。
ファシリテーターに、雫境さん、牧原依里さん、松﨑丈さん、西脇将伍さんをお迎えし、毎回ろう者のオンガクへの知的好奇心にあふれた議論が展開しています。
昨年末の12月21日(水)に、第4回のサロンを開催いたしました。(東京芸術劇場リハーサルルームにて)
今回は、手話を第一言語とするろう・難聴者9名の方が集いました。大学生や、手話表現をパフォーマンスとして実践する方・研究する方、手話を教えている方など、参加者のバックグラウンドは様々で、ろう者としての自分の感覚や意見を交わしながら、議論は終始、手話で行われました。
今回、ろう者のみのディスカッションを行ったことで、ろう者がリズムをどう感じ取っているか、聴者との捉え方の違いなどが議論の中で浮かび上がってきました。
ろう者同士で、納得感のある議論ができたことは、ろう者のオンガクの探求がまた一歩進んだように感じます。
次回、第5回のオンガクサロンも、引き続き、ろう者による議論を深めていきます。
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ろう・難聴の子どもたちと活動を共にしてきたエル・システマジャパンでは、ろう当事者 にとっての“音楽”を探ろうとする取り組みを「クリエイティブ・ワークショップ」として開催しています。以下のリンクより、事業指定で寄付をすることもできます。
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