先週、10月15日(日)に川崎市の児童養護施設・新日本学園で「第1回弦楽りぼん音楽会」を開催しました。音楽会の前半は、バイオリン教室のみなさんによるミニコンサートが行われ、新日本学園で暮らす子どもたちと先生方が聴きに来てくれました。また後半は、会場に集まったみなさんと一緒にワークショップを行いました。
今日は、前半のコンサートの様子をリポートします。
いつも指導に携わってくださっている稲寄智秋先生が書いてくださいました。
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弦楽りぼんのバイオリン教室の再開、そしてエル・システマジャパンが協働を始めてから半年が経ちます。
本番2週間前の練習の際、子どもたちは、子どもたち同士で練習の計画を立てたり、合奏の練習をしたりなど、本番に向けて少し緊張しながらも嬉しそうにしている様子がとても印象的でした。また本番当日は、集合時間よりも前に集まって練習に励んだり、直前までフェロー(演奏指導ボランティア)さんと一緒に合奏での音の重なりの確認をしたり、みなさんとても一生懸命がんばっていました。
ミニコンサートの1曲目では「小さな世界」を演奏しました。この曲はまだ練習を始めたばかりで練習期間が少なく、技術的にも少し難しかったので、この日は「演奏にチャレンジしたい!」という皆さんで演奏をしました。最後の練習の際に「間に合うかな?」と少しドキドキした様子の子どもたちでしたが、本番は堂々と演奏し、立派に弾ききることができました。
2曲目は「よろこびのうた」を演奏しました。
こちらは先月の東京交響楽団さんのコンサートでも一緒に演奏させていただき、その際はメロディーのパートと、開放弦のパートの2つに分かれて演奏しました。前回、開放弦のパートを弾いていた子どもたちも、今回は難しいメロディーのパートに挑戦しました。また、東響さんがコンサートで披露されていた、ヴァイオリンの弦を指で弾いて演奏する「ピチカート」という奏法に刺激を受けた子どもたちは、ピチカートがとても気に入り、今回はピチカートで演奏をしました。
3曲目は「きらきら星」を演奏しました。子どもたちの大好き曲でもある「きらきら星」では、弓をたくさん使って元気に演奏することを目標としていましたが、本番ではみなさんとても良い音で元気に奏でることができました。
コンサート終了後、演奏を聴いてくれたみなさんから大きな拍手もらい、子どもたちはとても誇らしげで、とても嬉しそうでした。またコンサート中、学園の子どもたちもとても集中して聴き入ってくれていました。
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先月の東京交響楽団さんとの共演に続いて、普段一緒に暮らす新日本学園の仲間の前でのお披露目コンサートは、2回目。子どもたちが一つ一つの本番を通して自信をもっていく様子がうかがえます。稲寄先生、ありがとうございました。
明日は、音楽会後半、先生方によるワークショップの様子をお伝えします。
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