弦楽りぼんさんの一部事業を協働する形で、新しいプロジェクトを開始してから半年が経とうとする9月の最後の週、「弦楽りぼん・児童養護施設プロジェクト」に関わる講師やフェロー(指導ボランティア)を対象に、指導者研修を現場とオンラインのハイブリット形式で行いました。
エル・システマジャパンは昨年、10年の活動を振り返り、何回かのワークショップを経て、指導者やボランティアとして拠り所にすべき信条(クレド)を整理しました。そして、5つのクレド「喜び」、「ケア」、「尊厳」、「芸術性」、「責任」を明文化し、指導者やフェローも日々学びながら子どもと関わっています。
今回はクレド策定の際に研修アドバイザーとして関わってくださった、チェリストで幼児教育がご専門のアノネ音楽教室の笹森代表を講師として迎え、子どもたちへの指導に大切なことを座学で学びました。
弦楽りぼんの教室に限らず、教室には、集中力がない子ども、まだ楽器を弾く楽しさを知らない子ども、じっとしていられない子ども・・・たくさんの多様な子どもが集まります。子ども特有の特性を知り、かける言葉を選ぶことで、格段に子どもの反応が変わってくることや、「学習感」をつくることの大切さなど、これまで何百人の子どもたちと接し、幼児教育や心理を学んできた笹森さんだからこそ伝えられる興味深い話をたくさんお話しくださいました。何より、技術の前に、まずは音楽を楽しいと感じられるようにすること、子どもが自分で乗り越えることをサポートすることの大切さを教えていただきました。
研修に集まった講師の皆さんは、ご自身の一日の予定を終え、夜7時からエル・システマジャパンの事務所やオンライン上に集まり、2時間を超える研修を集中して受けていました。
「指導に対するモヤモヤが晴れ、今週からまた新しい気持ちで子どもたちと向き合いたいと思います。」とりぼんプロジェクト担当の稲寄先生が明るく話してくれました。
_____________________________ 文化活動は、食べることや学ぶことと同じように、心を豊かにするために保障していきたい子どもの権利のひとつです。 http://www.elsistemajapan.org/donatetoday #elsistema #エルシステマジャパン #エルシステマ #elsistemajapan #弦楽りぼん
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