8月13日(土)杉並公会堂で行われた「第10回 真夏の第九 the last concert」に、大槌子どもオーケストラから2名のメンバーが招かれ参加、大人の奏者の皆さんと共に演奏をしました。
東日本大震災の復興支援コンサートとして2013年から始まったこちらのコンサートは、今年で記念すべき10回目を迎えました。大槌の普段の活動では体験できない、大人数のフルオーケストラのステージは、メンバーにとってとても貴重な経験となりました。
大槌の臺コーディネーターのレポートをご覧ください。
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この夏、大槌も暑い日が続きましたが、東京、横浜の暑さは厳しかったですね!!
8月12日、横浜市関内の横浜市技能文化会館「真夏の第九のリハーサル」会場に到着して、フロアーで待機。
数名の出演者と思われる方々が待機していましたが、大槌から参加する二人は、リハーサルの時間まで静かに待っていました。
そして、いよいよ大槌の子供たちが出演させていただくアンコールのリハーサルが始まる時間となり、ホールの扉が開いた瞬間、約90名のオーケストラに150名の合唱団が目に飛び込み、想像以上の大槌では見たことがない光景に急に緊張が走る・・・
指揮者の阪本先生が駆け寄って子供たちに声をかけてくれましたが、とにかく急に大勢の人の中に入り、戸惑いを隠せない感じでした。
大槌子どもオーケストラから参加した大槌学園9年生(中学3年)の佐々木悠衣さんと7年生(中学1年)の澤館優里佳さんの「真夏の第九」はここからスタートしました♪
8月13日、今年で最後となる第10回真夏の第九the last concert♪
2013年の夏に槌音プロジェクトへのご支援、チャリティーコンサートとして第1回を開催いただきコロナで中止した年を除き11年間、10回を数えるコンサートでしたが実行委員会の皆様のご尽力、ご配慮により、この最後のコンサートに大槌子どもオーケストラでヴァイオリンを担当している二人の中学生をご招待いただきました。
満席となった1190席の大ホールで90名のフルオーケストラに150名の合唱団、4名のソリストの皆様との共演は二人にとって初めての経験でもあり、その規模の大きさのステージの上で多くの学びがあったものと思います。また、会場には大槌をご支援いただく関係者の皆様も多数駆けつけてくださり二人に声をかけていただきました。
今回参加させていただいた二人は震災当時2歳と0歳、震災当時の記憶はなく震災を知らない子供たちですが、大槌が復興へと進む中、日々変わりゆく町と共に育った子供たち、震災から12年が経ち新しい時代に向かっていく中で、これまで多くの皆さまに支えていただいたこと、こうして実際に触れる機会をいただき、大槌の子供たちに伝え残すことできて、とても貴重な機会になったと感じております。
震災復興支援コンサートとして、10回のコンサートを支えていただきました指揮の阪本先生はじめ、ソリストの皆様、ご出演の皆様、実行委員会の皆様、そしてご来場いただきました皆様、この11年間、真夏の第九に関わっていただきました全ての皆様に心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
一般社団法人 槌音
代表理事 臺 隆明
8月13日(日) 杉並公会堂
《指揮》阪本正彦
《コンサートマスター》松本克己
《ソリスト》ソプラノ加藤千春 アルト小谷円香 テノール渡辺 大 バリトン増原英也
《演奏》真夏の第九オーケストラ・真夏の第九合唱団
《特別ゲスト》大槌子どもオーケストラ佐々木悠衣・澤館優里佳
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