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舞鶴子どもコーラス 復興支援コーラスコンサートに参加して


舞鶴子どもコーラスは、3月4日(土)京都府長岡京記念文化会館で行われた

「復興支援コーラスコンサート Harmony for JAPAN 2023 ~忘れない、いつまでも」

に参加してきました。

「一般社団法人 Harmony for JAPAN」が、

「被災地の合唱文化の復興に特化した支援活動」を前面に掲げ、

このコンサートを主催してきましたが、

今回で幕を閉じ、一つの区切りを迎えることになりました。


今回のコンサートで来場者に配られたパンフレットに、こんな言葉が記されていました。


『思えば12年前、我々の活動も、なすすべもない状況から何が出来るのかを考えた時、

音楽の力・歌の力にかけてみることに辿り着いたのだと思います。

そしてこの我々の活動を通して「群青」という曲が愛され、広がって行きました。


震災の悲しみは今でも完璧に癒されてはいません。

でも悲しみを乗り越え、先に進もうとする背中を歌の力が押してきたと確信します。』


たくさんの方々が、この12年間、途切れることなく受け継いでこられた復興への「祈り」や「願い」。

何気ない日常の有り難さ、儚さ。共に歩んでいくことの大切さ、難しさ。

歌で繋がること・心通い合わせることができたときの喜び・幸せ。


一言では言い表すことのできない大切なことがたくさん詰め込まれたこのコンサートに、

私たち舞鶴子どもコーラスも参加できたこと、

時間を共有し、想いや気持ちを同じ空間で感じることができたことに感謝するとともに、

コンサートで見聞きしたすべて、心が触れたすべてのことが、

舞鶴子どもコーラスにとって大きな財産になったことを確信しています。


コンサート当日、「空のうた」と「こころのおと」の2曲を発表しました。

練習してきた自分たちを信じ、会場で聞いてくださる方々に、自分たちの想いを届けるために、

子どもたちも指導者もすべてを出しきることができました。



発表終了直後に撮影した記念写真には、やり切ったそれぞれの晴れやかな表情が収められています。

舞鶴子どもコーラスのオリジナル曲「こころのおと」を、あのような貴重な場で初演できたことも、

私たち舞鶴子どもコーラスにとっては、とても感慨深い思い出となりました。


コンサートの最後には、Harmony for JAPANにとってはテーマソングとも言うべき「群青」を、

本山秀毅先生(大阪音楽大学学長)の指揮、Harmony for JAPAN 2023管弦楽団の演奏に合わせ、

会場にいた全員で大合唱しました。


東北からの招待合唱団「岩手県久慈市立長内中学校特設合唱部」

「福島県合唱連盟いわき支部特設合唱団」をはじめ、

関西で活躍するジュニア・ユース・学生合唱団、保護者の皆様、一般で来場された皆様。

地域や年齢、性別などに関係なく、まさに会場が『一つ』となったあの歌声、光景、温かさ。


復興支援コーラスコンサートは幕を閉じても、想いを、今度は私たちが受け継いでいきます。


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