2月12日(日)、筑波大学付属視覚特別支援学校音楽科の同窓生からなる
アンサンブル「Dominant(ドミナント)」さんをお招きし、
東京芸術劇場リハーサルルームにて、東京子どもアンサンブルの子どもたちのための鑑賞教室を行いました。
演奏してくださった、
ホルンの坂田優咲さん、フルートの綱川泰典さんは「コバケンとその仲間たちオーケストラ」等、
各所で活躍されているお二人。
ピアニストは同支援学校音楽科教諭でDominantを支える岩城美智子さんでした。
Dominantさんと子どもたちの交流は二度目。
今回は、フルート、ホルン、ピアノのために書かれたトリオ作品を、
曲にまつわるお話を交えて聞かせてくださいました。
特に、2曲目に演奏してくださった現代作曲家アルバートによる《戦争の物語》は、
子どもたちの心にも様々に響いたようで、「迫力が本当にすごかった。ウクライナのことを思いながら聞いていました」「ピアノの音から、戦争の真っただ中だなと感じました」などの感想がありました。
それぞれの楽器の起源や材質、奏法などについて、視覚障害のある子にもわかりやすく、そしてクイズ形式で楽しく紹介して下さり、子どもたちとの距離もぐんと縮まりました。
「フルートは何オクターブの音がでるんですか?」「1曲目も2曲目も響いていて、とてもよかったです。」など、子どもたちから次々に質問や感想の声が挙がっていました。
最後に子どもたちからもお礼の歌を披露。
Dominantさんから「皆さんの合唱を聞いて、今日のつかれが全部吹き飛びました!」との嬉しい感想とともに、
さらにお礼のもう1曲を聞かせてくださるなど、双方向の充実した交流をすることができました。
3つの楽器の音色が作り出す音楽の情景を、お話を交えて聞かせて下さり、子どもたちから沢山の疑問や発見、感想を引き出してくださったDominantさん、本当にありがとうございました。
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