東京芸術劇場と共催で行っている、ろう者のオンガクを探求するクリエイティブ・ワークショップ。
今年度は2月4日(土)、ろう学校教員の方を対象に、
「ろう者の視点を取り入れた、ろう学校の『音楽』授業づくり」ワークショップ」を開催しました。
今回、講師・ファシリテーターには、
これまでのワークショップに引き続いて、映画作家の牧原依里さん、舞踏家の雫境さん、
そして昨年東京芸術劇場で行われた「音のないオンガク会」で好演された西脇将伍さんに加え、
ろう・難聴・ろう重複障害の子どもたちへの学校教育のありかたを探求する宮城教育大学教授の松﨑丈先生にご担当いただきました。
当日は関東各地のろう学校の先生方がご参加下さり、
午前中は教育現場での音楽の授業の実情について、意見交換やディスカッション。 午後は、講師陣がこれまでの考察をもとに内容を練り上げた教材を用い、ろう者のオンガクについてレクチャーや実践を行いました。
議論の中で、ろう学校における音楽の授業については、現場での様々な葛藤や模索があることも窺い知ることができました。
ろうコミュニティの中にある「ろう者のオンガク」。
まだ新しいこの芸術を、将来育てていくであろう、ろうの子どもたちや若い世代の人々に伝えていくため、
そして自分でオンガクを生み出す楽しさやその力を育んでいくための、たしかな一歩となりました。
_______________________________ 子どもたちの音楽活動を広げていくために皆様のご支援を必要としています。 http://www.elsistemajapan.org/donate
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