相馬市の小学校を対象に実施している音楽鑑賞教室。
先日、中村第一小学校さんより
「4年生の授業で木管楽器の単元があり、子どもたちに是非本物の音色を聴かせたい」
というご相談を受け、
フルートとクラリネット、ピアノという組み合わせでの鑑賞教室を行いました。
フルートは管楽器教室講師でエル・システマジャパン吹奏楽音楽監督の岡崎先生、
クラリネットは同じく管楽器教室講師で元仙台フィルハーモニー管弦楽団の千石先生、
ピアノ伴奏は以前子どもコーラスでもお世話になっていた三森先生にお願いいたしました。
教室は、教科書に載っているという、
ビゼーの「アルルの女より<メヌエット>」のフルート演奏に始まり、
ディズニーの曲や、これも教材であるというプロハウスカの「クラリネットポルカ」など、
様々なジャンルの楽しい曲ばかり。
中でも4年生50人の心を捉えたのは、千石先生によるシュランナーの「だんだん小さく」。
一体何が小さくなるのかなと思ったら、
何と演奏中にクラリネットのパーツをだんだん取り外し、
楽器が小さくなっていくというサプライズでした。
子どもたちはパーツが取り外される度に「えーっ??」と顔を見合わせ、
変わっていく音色に聴き入っていました。
楽しいお話しも交え、あっという間の45分間。
「同じ木管楽器でも音色が全然違うことが分かりました」
「中学生になったら、吹奏楽部で木管楽器をやってみたいです」
との感想に、先生方も思わず顔をほころばせていました。
そして授業が終わっても楽器に興味の尽きない子どもたちは、
楽器をもっと近くで見たくて、触ってみたくて、それぞれの先生を囲み、
先生方も喜んでそれに応じてくださっていました。
Commenti