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YOLA講師・スミス恵美さんトークセッション開催!


(スミス恵美さんと聞き手を務めたエル・システマジャパン代表・菊川)


7月19日火曜日、ロサンゼルス在住のパーカッショニストで、ロサンゼルス近隣の大学やロサンゼルスのエル・システマ団体YOLA(Youth Orchestra Los Angels)で指導者としても活躍されているスミス恵美さんのトークセッションが行われました。


会場のヤマハ目黒センターとオンライン上にあわせて100人を超える皆さんにご参加いただく中、スミスさんは早速、冒頭にアイスブレークを会場の皆さんと行いました。言葉を使わず、ジェスチャーや表情を使ってコミュニケーションをし、その場に集まった人全員でミッションを達成することを参加者の皆さんに体感してもらうためです。「アメリカではこうしたアイスブレークの方法がたくさんあります。オーケストラの子どもたち同士、こうして仲間になっていくのです。」とのこと。



その他にも、YOLAのなりたちやカリキュラム、通ってくる子どもたちについて、またYOLAを指揮するドゥダメルの話などを動画を交え、参加者と会話をしながら、インタラクティブに進めていき、参加者の皆さんもとても集中して聞いていくださっていました。


子どもたちに接する際に心がけていることを聞かれた際に、「私の通うYOLAのいち拠点は、治安があまりよくない場所にあり、周囲では毎日のようにパトカーが駆けつける様子が見られます。通ってくるのは、そこに住む子どもたち。レッスンは、子どもたちにとって「ここにいたら僕は安全だ」と思ってもらえる場所であることが大切。身の危険から守るということもでもあり、メンタルなことでもある。「ここには、僕を分かってくれる人がいる。」と思ってもらえるように、と心がけています。」と話していました。


また、「音楽を手段に社会に貢献したい人は何から始めたらいい?」という質問には、

「そう思った時点で素晴らしい。ここにきていることが第一歩。私が出来たのでできますよ。渡米10年以上たって、いまだに常に毎日驚き、毎日勉強です。やりたいことを全部かなえなくてもいいと思う。100点じゃなくてもいいから、とにかくやってみる。もちろん反省点はあるけど、やったことで見えてくることがあります。成功とか成功しないは関係ない。まずやってみる。そう考えただけで、すでに前進していると思います。」ととても勇気の出る言葉で、会を締めくくってくださいました。


スミスさん、素晴らしいお話をありがとうございました。

トークセッションの模様は、8月以降、音楽文化創造YouTube公式チャンネルでアーカイブ配信されます。



スミスさんは、今月末には、「駒ヶ根子どもオーケストラ」のためにオンラインでのワークショップも開催してくださいます。



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