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「ろう者の“手指”から生まれるオンガクをつくってみよう」1回目のワークショップ



先週末より、ろう者のオンガクを体験するワークショップが始まりました。

音の無い「オンガク」の世界を学んでみたい・体験してみたいと中学生から大学生までが集まり、充実した2時間半のワークショップとなりました。


前半はディスカッションの時間で、自分の持つ「音楽」のイメージや経験を話し合ったり、映像を見ながら「音楽」を感じるポイントを意見交換したりしました。講師が用意した映像は、ろう映画の一部や手話ポエムなど実に多様で、心地よく感じる要素や「音楽」を感じる表現などについて議論が盛り上がりました。

後半は、グループに分かれて短い作品創作の時間。動きやリズムが身体から湧きあがり自然と出来上がったグループもあれば、日常的に使う手形を意識したりキレのある動きを模索したりしながらなんとかつくり上げたグループもありました。

互いのグループの発表を見て、「なぜその手形にしたの?」「2回繰り返すことが多いのはなぜだろう。3回ではダメなの?」「手形の順番を逆にしてみるとどうだろうか?」など、全員で分析を行い、まさにクリエイティブな1回目のワークショップでした。


全2回のワークショップ、次回は2週間後となりますが、また新たな作品をつくってみようという課題が出ています。ろう者特有の視点や感覚から生まれるオンガクは、聴者が見ても楽しく心地よいものでした。次回はさらに、どんな世界が広がるのか楽しみです。


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