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矜持を持った人づくり

エル・システマジャパンが相馬での活動を始めてまだ1ヶ月強だった8年前の今日。このような投稿をしたとFBが教えてくれました。

震災から半年、原発事故によって先行きが見えず不安が覆っていた相馬。復興を考える以前に、日常をなんとかすることで皆、精一杯でした。

そうした中、エル・システマこそが震災復興のためのご仕法(江戸時代に大飢饉に見舞われた相馬を復興に導いた二宮尊徳の報徳思想の体系)だと、とんでもないアイデアを出されたのが、学校教育課の鈴木係長。日本最初の活動は、是非こそ相馬で始めましょうと、指導主事の佐藤先生との最強チームで、教育委員会、市役所内での調整を進め、最終的に市長を説得下さいました。

沢山の思いのある言葉が印象に残っていますが、こちらは特に心に残っています。実際、当時小学生だった子ども達は、成長し、人のために何かをしたいと思うようになってくれています。

今年4月の異動で税務課長になられたようです。今後とも、どうぞ相馬子どもオーケストラ&コーラスを見守って下さい。いつも応援ありがとうございます。

8年前の投稿

相馬市教育委員会鈴木係長曰く、「相馬の子どもたちには今回様々な支援が世界中から寄せられました。支援をしてくれた人たちへの感謝だけでなく、いつの日か、さらに自分たちより厳しい状況にある人たちのために何かができるようになってもらいたい。そのためににはエル・システマなのです。他人の善意だけに甘えない、矜持を持った人づくりのために。」

Mr. Suzuki from Soma Education Board says, "We have had the supports from all over the world. I really would like Soma children to have compassion for others in more challenging situation than themselves. For this purpose, El Sistema is the one solution for them. With El Sistema values, they can take pride in themselves not by only depending on others' benevolence."

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