ひさしぶりに池袋に集結した、「東京ホワイトハンドコーラス」の子どもたち。受付のテーブルに並べられた名札を見て、「○○ちゃんは今日来る? □□ちゃんは?」と、ほかの子たちとの再会をとても楽しみにしてていました。お友達が続々と教室に到着すると、嬉々として手を取りあったり跳ねたり。もちろん、新入生もいます。はじめての子どもたちは、ちょっと緊張した面持ちで椅子に座りながら、井崎先生とえりか先生の手話に注目しました。
「この間、雪が降ったよね。雪を見たことがない人に、雪が見えるように伝えてみて」と、えりか先生。子どもたちは先日の大雪を思いだしながら、ひとりひとりジェスチャーで雪を表現していきます。雪が降るスピードや量。みんな少しずつ違います。それから、昨年10月の『エル・システマ・フェスティバル2017』で発表した「雪」にもう一度、みんなで挑戦しました。
井崎先生による「一緒に遊びましょう」というワークショップでは、子どもたち全員が円陣を組み、ランダムに指名された子とその両隣の子の3人で動物になりました。「ゾウ!」と合図がかかったら、真ん中にいる子は長い鼻を、その両隣の子はそれぞれ大きな耳を片方ずつ体で表現して、「ゾウ」になるのです。「東京ホワイトハンドコーラス」には5歳の子どもから高校生まで在籍していますが、みんなこのゲームに夢中でした。
「子どもたちが持っている表現力を引きだせれば」と井崎先生。えりか先生も「みんなの手は楽器になる。音楽が見える。一緒にがんばろうね」と子どもたちに語りかけました。新しいメンバーも加わった「東京ホワイトハンドコーラス」。「みんなと楽しく一緒に歌いたい」と目を輝かせる子どもたちの成長を応援してください!