「相馬子どもオーケストラ」が12月3日、福島県相馬市総合福祉センター(はまなす館)にて、日頃の練習の成果を披露する弦楽曲発表会を行いました。
来年3月開催予定の『エル・システマ子ども音楽祭in 相馬』に向けての中間発表の場でもある、今回の発表会。今年楽器を始めたばかりの子どもたちから上級者クラスの子どもたちまで、それぞれの課題曲に取り組んできました。
保護者の皆さまやお友達、そして地域の方々を迎えての本番では、まずひつじクラス(初心者クラス)の7名が、今年3月に楽器を始めて以来2回目のステージで「大きな古時計」を演奏しました。これまではほぼ斉奏だったものが、パートが分かれて弦楽アンサンブルらしい音色になり、かわいらしい姿ながら大きな成長を見せてくれました。続いて、中・上級者クラスがグリーグの「ホルベルク組曲」を、また上級者クラスがチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」を披露しました。どちらも非常に難しい曲目で、まだオーケストラとして弾きこなすには少し時間がかかりそうですが、それでも「ホルベルク組曲」の楽章ごとの様々な表情の変化や、「弦楽セレナーデ」の各所に登場する印象的なメロディはしっかりと表現されており、子どもたちが曲をよく理解して演奏していることが伝わってきました。
これから子どもたちが『子ども音楽祭』までどのように進歩していくのか非常に楽しみです!