エル・システマ作曲教室(監修:藤倉大、特別協賛:LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ)が12日、相馬市内のLVMH子どもアート・メゾンで開催されました。
今回はサックス奏者の大石将紀先生、作曲家の中川俊郎先生と蒲池愛先生をゲストにお招きしました。最初に大石先生がソプラノサックスで、ドビュッシー作曲の「シランクス」とJacob TV作曲の「The Garden of Love(愛の園)」を演奏すると、4歳から小学校5年生までの子どもたちは、ソプラノサックスの幅広い音に目を見張りました。
作曲のテーマは、藤倉先生が撮影した約1分の動画に合わせた曲作り。部屋から始まって徐々に場所が変わる映像に合わせて、子どもたちは作曲していきます。中川先生や蒲池先生に教わりながら、「4分の4でテンポが60だったら18小節くらい」というような計算もします。
作曲が初挑戦したゆうなちゃん(小5)は、ソプラノサックス、ピアノ、シンバル、バイオリンで壮大なカルテットを創作しました。途中の神妙な響きから最後の全体での盛り上がりと広がりまで映像にぴったりの曲で、先生たちも驚くほどの作品に。子どもたちが作る曲にはそれぞれ異なった美しさがあり、みんな満足の様子でした。
12月10日は相馬で三味線での作曲教室と発表会、12月15日はご支援いただいているLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン様との協働企画で作曲教室のトークイベントを東京で開催予定です。また告知をさせて頂きますので、是非いらしてください。