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相馬子どもオーケストラを率いる浅岡先生

2013年春から音楽監督・指揮者として、相馬子どもオーケストラを引っ張ってきた浅岡洋平先生。弦に触れてまだ間もない子どもたちに「それは無理じゃないか」という曲に次々と挑戦させ、周囲をあっと言わせてきました。しかしながら、子どもたちは課題をひとつずつクリアして目標へ向かって突き進み、相馬子どもオーケストラは飛躍的に成長しました。

東京から相馬まで足を運び、子どもたちを熱心に指導する浅岡先生の情熱はどこから来るのでしょうか?「音楽を知ること、音楽を体の中に取りこむことは素晴らしい。偉大な作曲家たちが人間の中に追求した『美』を追体験できるのです。その感覚は本当に素晴らしく、だからこそ子どもたちにも体験してほしい」と浅岡先生は熱く語ります。わかりやすく例えれば、自分が世界一美味しいと思ったラーメンを他の人とも共有して、その無二の美味しさを知ってほしいという純粋な気持ち、それを伝えずにはいられないという強い衝動。

今週末の弦楽器教室は、相馬の広大な水田地帯にある防災備蓄倉庫で開かれました。浅岡先生の熱い想いに導かれ、子どもたちが奏でる音は青く豊かに揺れる水田の上をどこまでもかけ抜けていくようでした。

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