大槌では、今月末に町の人たちが参加するイベントショーがあります。こちらのイベントに町内キッズコーラスあぐどまめさんが参加するにあたり、エル・システマの弦楽器教室も一緒に出演させていただくことになりました。
あぐどまめさんは、設立8年目を迎える子どもコーラスです。「あぐどまめ」という名前は、大槌の昔からの遊びのルールに由来しています。大槌では小さい子どものことを「あぐどまめ」と呼び、年齢の違う子どもたちが鬼ごっこをする際、すぐに捕まってしまう小さな子たちは「あぐどまめ!」と言えば、鬼にはならなくてもいいという決まりがありました。そのように他者を思いやれるような気持ちの優しい子どもになるように、また童謡唱歌を歌い継ぎ、古いものを大切にしようという気持ちが込められた素敵な名前です。
ショーでは、あくどまめさんと一緒に「ドレミのうた」、弦楽器教室で「キラキラ星変奏曲」の演奏を予定しています。先週土曜日には、初のあくどまめさんとの合同練習を行いました。あくどまめさんの子どもたちは、歌も振り付けも元気いっぱいです。バイオリン教室の子どもたちも、あくどまめさんの子どもたちの方を興味津々に見つつ、歌を知っているからかすぐに吸収して、楽しんで演奏していました。
写真は週末教室に通っている姉妹の妹さんです。5歳のお姉さんは、とても真面目で、弾けないと悔しくて泣いてしまうほどです。出来ないところの練習に何度も取り組むガッツが素晴らしく、これからが楽しみです。妹さんは3歳で、今年に入ってからバイオリンを始めました。「メリーさんのひつじ」を口ずさみながら、弓を一生懸命動かすのを楽しんでいます。