テレサ・カレーニョ・ユース・オーケストラの相馬公演の前に実施された、池上彰さんと増田ユリヤさんによるトークショー(震災後の未来を拓くエル・システマ)も大盛況でした。
そもそも、エル・システマって何?どうして、相馬で始まったの?といったあたりを、テレビで皆が知っている池上節を引き出すかたちで増田さんがコーディネート。池上さんには、代表の菊川が日本ユニセフ協会にいた時に大変お世話になっていたのですが、こうした形で、更なる協力を頂けることに心より感謝しています。
大変良かった、勉強になったという声が寄せられていますが、こちらの60歳以上という男性のコメント、とても嬉しいです。エル・システマの関係者もいつもお世話になっている、町のジャズ喫茶店(エンドレスさん)でパンフを見られてご参加とのことです...。
「音楽は限られた人だけのものでない。子供も含め、皆のものでいいのだ。子供の教育が平等ならテロはなくなるかも。ということがわかりました。すばらしいトークショーでした。(原文ママ)」
池上さんも、トークの最後に、今回のパリでのテロ事件に触れて、テロに関わった若者たちにもエル・システマがあったなら何か変わったかもしれないのに、と強調されていました。
こうした時代だからこそ、集団での音楽活動に参加して、美しいものを仲間で、そして、世界中の友と共有することが大切だと思います。今回のベネズエラと相馬の交流活動からも、強く実感したことでした。