大槌の弦楽器指導担当 山本からのレポートです。
シルバーウィーク中の19日からの3日間、大槌はお祭りで賑わっていました。
1日目の宵宮祭に始まり、2日間にわたって朝、神社から御神輿が出発し、日中は町内をまわって、夕方に神社に戻ります。御神輿とともにまわる郷土芸能の鹿子(しし)踊り、大神楽、虎舞には、年端も行かない子どもから大人までが参加しており、脈々と受け継がれてきている歴史を感じました。
全身全霊で御神輿を担ぐ姿は、熱狂的な掛け声も相俟って、見ている者の胸を熱くさせます。特に、小鎚川に御神輿が入っていく様子は圧巻でした。この川に入る儀式は昨年、震災後、久々に再開されたそうです。
参加者は大槌人口の減少とともに減ってしまっているそうですが、お祭りというハレの日に表出する圧倒的なエネルギーと、郷土芸能から感じられる地元文化への誇りが外から来た私にとっては大槌ならではと思われ、新鮮で心動かされました。
普段から接している子どもたちが、堂々と郷土芸能に参加している姿も眩しかったです。