今年度2回目となる作曲教室(特別協賛:LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパン)が5月30日に開催されました。今回は、様々な楽器をエレクトロニクスと融合させ、CM、映画音楽の分野でも活躍中の蒲池愛先生。
藤倉大先生からご紹介いただき、相馬へは初めてお越しいただいたのですが、「実はZAPUNIプロジェクト(http://zapuni.com/ja/)やその他の知人を通じて、エル・システマのことは知っており、何かの形で参加したかった」と大変嬉しい言葉をいただいていました。
今回は「シンプルに作曲を楽しもう」ということで、『こまねこ-はじめのいっぽ-』という、蒲池先生が制作に参加された人形アニメ作品に、子どもたちが自分の音楽をつけてみる、という内容です。
レコーディングエンジニアで作曲家のNAGIEさんも一緒に朝早くに相馬へお越しくださり、プロジェクターや音響設備などを準備しました。時間になり子どもたちが集合。様々な音が重なって音楽ができあがっていることが説明された後、蒲池先生が作曲された音楽つきの映像を見ます。「かわいい」、「面白い」など、子どもからは素朴な感想が飛び交いました。
その後、各々が映像に合わせたフレーズを考え、楽器で試奏した後、映像に合わせるために録音。子どもたちにとって、自分のソロの録音はもちろん初めての体験です。
各々がソロを録り終わった後、全員で打楽器の即興アンサンブルもしてみました。みんなとても上手です。映像にすばらしくマッチした音楽が生まれ、蒲池先生も驚いていらっしゃいました。
蒲池先生からは、参加した子どもたち全員が音楽的な音を奏でるということ、そして、それぞれが個性的な強みを持っていることを褒めていただきました。
子どもたち一人ひとりの個性を深く理解してくださり、楽しい教室づくりをしていただけることに感激でした。蒲池先生、NAGIEさん、本当にありがとうございました。