相馬子どもオーケストラの活動は、基本的に、毎週日曜の週末教室と、隔週のペースで実施している土曜日のグループレッスンと、非常に限られた時間しかありません。弦楽器を演奏する器楽部のある中村第一小学校の子どもたちは、学校で週3〜4日の放課後練習が可能ですが、ほかの多くの子、特に中学生は、部活や勉強も忙しく、自分たちで練習の機会を作るのがなかなか大変です。
2年前に須藤先生と週末弦楽器教室の仕組みを始めた時から、中学生が練習できる時間を週1回夜に確保していました。この仕組みを、この4月の新年度からは、小学生の希望者も参加できるようにして拡大しました。これまでも、不定期でお手伝いいただいていた、伊達在住の加藤先生が、より密に関わっていただけることになったことで可能となったのです。
それにしても、子どもたちの練習中の集中力には目を見張ります。効率の良い基本練習と、その応用のパターンが確実にできるようになってきています。