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相馬の仲間と気持ちは繋がっています


3月1日の音楽祭、そして、先日のサントリーホールでも、その歌声を精一杯披露してくれた相馬子どもコーラス。

音楽祭では皆を代表して、菜々子さんが以下のようなとても立派な挨拶文を読み上げてくれました。

「わたしたち、相馬子どもコーラスは、今年度4月に、相馬市内の小中学生を対象とした、「桜ジュニアコーラス」と「桜丘小学校合唱部」を合体させた形で立ち上がりました。  6月には、世界合唱コンクール第1位に連続して輝いている「ハンガリープロムジカ合唱団」のみなさんと共演したコンサートが開かれました。  プロムジカ合唱団の演奏は、きいている人たちの心をゆさぶる、たましいのこもった美しい歌声でした。  さらに、私達がそこから発展して変わってきたことがあります。それは、「みずから動き、考える事の大切さ」に気ずいたこと。「他人と協力し合い教え合うこと」によって自分自身を高めていこうという心が生まれてきたことです。  エル・システマの音楽活動は、私達の心を大きく成長させてくださっているように感じています。 今月11日は、震災から4年目にあたります。

 生まれて経験したことのない恐怖と不安が私たちを、おそい、さくさんの人が悲しみ、たくさんの人の人生をくるわせた震災。今だ立ち直ることができない方々がたくさんいらっしゃると思います。  この状きょうの中で、私達は「音楽の力」で自分の心を立て直し、前を向いて、未来への希望を持てるように、少しずつですが変わることができました。  今日の合唱、第1部は44名、第2部は63名で演奏します。  1人1人が心の手をつなぎ子どもコーラス全員でお世話になった方々、そしておうえんしてくださった方々に感謝の気持ちを持って歌います。(原文。3月1日現在)」

菜々子さん、サントリーホールでの「さくらさくら」や「アヴェヴェルムコルプス」には、ロサンゼルスの方を含めて涙する人がたくさんいました。あなたの思いは多くの人に届いています。残念ながら仙台に引越してしまいますが、相馬の仲間と気持ちは繋がっています。古橋先生が教えてくれましたね、歌は一生のともだちってことを。素敵な中学生になってください。また会える時を楽しみしています!

写真クレジット: (C) FESJ/2015/Mariko Tagashira

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