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イタリア文化会館ミニコンサート

〜震災から7年、福島・相馬子どもオーケストラからイタリアの皆様に感謝の気持ちを込めて〜

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イタリア文化会館のパオロ館長とベネズエラ・ボリバル共和国のイシカワ大使と歓談する子どもたち。

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エル・システマジャパンの活動をサポートしてくださっている河北麻友子さんも子どもたちの応援に。イタリア大使夫人も一緒に記念撮影。

(FESJ/2018/Mariko Tagashira)

※マウスオーバーでキャプションが表示されます(10枚目、11枚目)

 「相馬子どもオーケストラ」の子どもたちが4月5日、東京のイタリア文化会館にてミニコンサートを開催させていただきました。イタリアといえばクレモナのストラディバリ弦楽器製作学校から、バイオリン4挺とビオラ1挺をご寄付いただいたというご縁があります。そして、イタリア大使館を離任される外交官の方たちからも継続して温かいご支援をいただいてきました。

これからもずっと友達で

ミニコンサートの冒頭では、「このような唯一無二の機会をもてることを大変うれしく思います」とジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使がご挨拶。東日本大震災が発生して在京の外国人が海外へ一斉避難したときも、イタリア大使館はずっと開館していました。同じく地震大国であり災害を乗り越えてきたイタリアだからこそ、日本と気持ちをひとつにしたいという想いがあったそうです。「これからもイタリアの友達でいてほしい」大使はそうおっしゃり、イタリアと日本の国旗が重なる友好のバッジを子どもたち一人ひとりに贈りました。

プログラムは、コレッリの合奏協奏曲 第4番 ニ長調、ヴィヴァルディの「調和の霊感」より第6番イ短調、ロッシーニの弦楽のためのソナタ第6番 ニ長調より 第2楽章アンダンテ・アッサイ。すべてイタリア人作曲家による作品です。子どもたちが心を込めて丁寧に紡いだ音は、きっと皆さまに届いたことと思います。

終演後のレセプションでは、「なぜ、イタリアは長靴の形をしているの?」と子どもたちがイタリア大使館の方へ尋ねる場面も。気になる答えは、「イタリア人はサッカーが好きだから。ちなみに足のすぐ下にあるシチリア島はボールの形。すべて希望通りなんだよ」とのこと。ユーモアたっぷりの回答に、子どもたちは大はしゃぎでした。また、コンサートにご臨席くださった高円宮妃久子殿下とも交流を深める機会をいただきました。

こんな素敵な交流の機会をつくってくださったイタリア大使館とイタリア文化会館の皆さまに心より御礼申しあげます。これからもずっと友達でいられますように。そして、友達の輪がさらに大きく広がっていきますように。

(文:仲川美穂子 エル・システマジャパン広報官)

当日の演奏より、コレッリの合奏協奏曲 第4番 ニ長調 第4楽章

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