相馬市楽器応援募金
10月13日未明に通過した台風19号によって、子どもたちが使う多くの楽器が被災しました。
一日でも早く練習を再開できるよう、被災した楽器の購入や修繕のためのご寄付を受け付けております。
日本で最初のエル・システマ事業(相馬子どもオーケストラ)が地元教育委員会の主導で始まった福島県相馬市。台風19号による河川氾濫の浸水被害で避難生活をしている市民も多く、市内の多くの地域では未だ断水が続いている状態です。市内の小中学校は10月16日に再開しましたが、プールに溜めている水を運んで、トイレを3人が利用する度に流すといった状況もあるようです。
こうした中、エル・システマジャパンが相馬子どもオーケストラのメンバーに無償で貸与している楽器も浸水してしまいました。更なる悲劇は、管打楽器でオケに参加するメンバーも多い市内にある2つの高校の一つ県立相馬東高校の多くの楽器が大打撃を受けたことです。音楽専攻科もある相馬東高校には、特に高価で貴重な楽器が沢山ありました。相双地区の高校で共有している箏や三味線、授業で使用するアップライトピアノ。吹奏楽部所有のティンパニ、スネア、ファゴットや、つい最近購入したばかりのバスクラリネット等の高価な大型木管楽器も1日以上水に浸かっていたので、恐らく修復は困難そうです。浸水した4台のコントラバスの1台は、上記の子どもオーケストラメンバーである東高校吹奏楽員にエル・システマジャパンが貸与していたものでした。
相馬東高校は県立ですので、相馬市教育委員会の管轄ではなく、直接のエル・システマジャパンの支援対象ではありませんが、被害は楽器のみならず、図書館の書籍、床下の校内LANと大きく、床や壁の張り替えだけで、最低数千万円以上が必要と見込まれており、福島県教育委員会の特別予算だけでは、とても足りないと思われます。
そこで、今回は、エル・システマジャパンとして、子どもたちに無償貸与している所有楽器(チェロ、コントラバス)、及び、相馬東高校が緊急に必要としている楽器(コントラバス、ティンパニ、バスクラリネット、アルト、テナー、バリトンサックス、ホルン、ファゴット)を修理、新規購入するための「相馬市楽器応援募金」を実施致します。
皆様からの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
浸水により被災したコントラバス。
支援者の方からご寄贈いただいた大切な楽器でした。
(C) 2014 by Peter Brune
体育館に運ばれたたくさんの楽器
1階にある音楽準備室。ここにあったたくさんの楽器が一日以上水につかってしまいました。
(C) FESJ/2014
浸水して変色してしまったファゴット
相馬市楽器応援募金
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ゆうちょ銀行 当座:〇一九店
口座記号 00120-8 口座番号 550606
シヤ)エル システマジャパン
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